田中コラム
No.2 健康ビジネスに思う ‐2022/2/11
少子高齢化社会にあって、生活習慣病予防が重要となり人々の関心も高くなっています。種々の産業技術の進歩で日常生活がますます便利で効率化しています。家電製品のリモートコントロール、自動車生活、携帯電話(スマートフォン)等々の活用でこれまで社会生活の中心であった『ちょこちょこ運動』が少なくなり、これも一因となり生活習慣病が慢性病患の中心となっています。これからもこの便利社会は後戻りせず進んでいくことは確実です。
したがって医療ビジネスの中で健康ビジネスは常にこの社会生活の変化を見据えて進める必要があります。
また、人によって生活パターンや健康への取り組みが違いますので、生活習慣病予防を達成するには、一人一人がこれまでの生活パターンと違う行動変容を続ける必要があり、医療側もこれを支えるシステムを備えなければなりませんし、健康アプリの使用や生活指導が一過性にならないように支えなければなりません。この点が健康ビジネス成功の秘訣と思います。最近ユニークなクリニックを知りました。慈恵医大晴海トリトンクリニックの横山啓太郎先生が運営している『行動変容外来』です。成果を期待しています。
慈恵医大晴海トリトンクリニックホームページhttps://www.hosp.jikei.ac.jp/harumi/